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1週間があっという間に過ぎてしまった。

 

今週は高校の頃からのとっても大切なお友達、しもちゃんとお茶へいった。

高校卒業以来、頻繁に会えているわけでは無いのだけれど、毎度不思議に思うのは「久しぶりに会った気がしないね〜」ということだ。

半年だとか、ひどい時は2年だとか、会わずに月日が経ってしまっても、会えばつい先週も会ったかのような感覚ですぐにいつも通りに戻ってしまう。

 

これは本当に何故なのだか、言葉で理由を説明できるものでは無いけれど、言葉で片付けようとするのなら、「しもちゃんだから」だと思う。

しもちゃんとは、仲良くなるまで4年間同じ学校にいたのに全く関わったことがなく、ただ接点を持ち始めた瞬間に一気にぎゅっと距離が縮まって仲良くなった。あの時のスピード感、共通の話題の多さに対しての感動は今でも忘れられない。

わたしはたしかに、仲良くなる人とは一気に仲良くなって、じりじりと仲良くなるタイプは数少ない。

でもその一気に仲良くなった友達の中でも圧倒的な加速度で近づくことのできたしもちゃんとは、特別、心の底から話をすること/きくことができる。

 

今回も限られた時間の中ではあったけれど、いろんな話ができたなぁ。

中でも心打たれたのは、しもちゃんの近くにいる素敵な大人の方のお話。

人を包み込むプロって、世界にきちんと存在しているんだなぁと話を聞くだけで涙が出そうになって、そんな世界に安心もした。

地球に少なくとも、その方1人でも、優しさに溢れた人がいるんだなぁと思うと、まだまだ生きていきたいと思えるし、そういう人にたくさん出会えたらいいなぁと思った。何よりも自分が誰かにとってそういう存在であれたらいいなあと、考えさせられた。

 

そんな優しい人とは対照的に、世の中には自分の幸せ(というよりは一時的に満たせている欲望)を見せびらかして、不幸せな立場にいる人を無意識に(あるいは意識的に)傷つけている人もいることを知った出来事があった。

 

いろんな種類の人間がいるのはそうだけど、ひとりの人間自体がいろんな性質を持っていて、どんな人間になれるかっていうのは自分で操縦していけることだと思う。

だからこそわたしは絶対に、前者の、優しさに溢れて人を包み込める、そっち側の人間でありたいと深く深く思った。