6

 

また、幸せなできごとが溢れた一週間を送ることができた。

 

火曜日は、前の会社の同期とご飯へ。

学生時代から、新入時の研修から、掛け替えのない時間を共にしてくれた大切な仲間。

わたしがそこを辞める決断をしかけていたとき、唯一わたしを引き止めようとしていた要因、それは大切な同期の存在だった。

去年の日記にも沢山書いていたけど、優しくて人想いの人しか集まっていない環境。思いやりにあふれていて、一緒にいると沢山笑わせてくれる人たちばかりだった。もちろん仕事を共にする仲間として高め合えるような関係でもあった。

だからこそ、自分の思いや事情だけで会社を辞めて大切な同期たちと離れることは、とてもとても苦しい決断だった。

もうこの先一生会えないかもしれないんだな…そう思いながら、辞める決断をした時に、それぞれの場所で働く皆んなへメールを送ったことがあった。

返ってこないと予想をしていた。だって、あまりにも勝手過ぎるもの。だから、一生会えないどころか、一生連絡も取れないんだな、と半ば割り切っていた。

 

その予想に反して、温かすぎる連絡を返してくれる人が何人もいた。

本当に改めて同期の温かさを知った瞬間だったし、一瞬でも、この会社に所属していたことに誇りを感じられた瞬間だった。

 

あれから半年ほどが過ぎて、同期の中でもとくに仲良くしてくれていたともちゃんとみかが連絡をくれた。

 

あった瞬間は思わず涙が出てきてしまったけど、それ以降はひさしぶりに会うのにそれを感じさせないような、そんな空気で、楽しく最近のいろいろを聞かせてもらった。

また遊ぼうねと言ってくれるひとたち。

 

わたしにとって、宝物で、一生一生大切に、感謝の気持ちを持ち続けていきたいひとたち。

きっと忙しい毎日を走り抜けているんだろうなぁ。どこの誰よりも、いつまでも、前者の同期たちを応援する。

 

金曜は久々に高校からの大切なともだち、かげぴとごはんへ。

彼もものすごく、毎日を誰よりも懸命に生きているんだなと、そんな話はとくにしなかったけど、そういうことを感じた。

大学を出た後、専門学校に行く選択をした彼。

中学からの夢、好きなことを追い続けていて、立派すぎるなと思った。

 

今のわたしの仕事と彼の学んでいることで共通していたのが、香りやオイルのこと。

そういう話題も上がって、ああ私たちこういうことも話すようになったんだなあと、おもしろい気持ちになった。

 

彼もまた、わたしが生きづらさを感じていた時に救いの手を差し伸べてくれたひと。

彼が感じる生きづらさを、少しでも軽減させるためにできることがあればといつも思って生きていたけど、最近はぜんぜん会えていなかった。

改めて彼の前に進む姿をみて胸を打たれて、わたしも何か支えになれることがあればいいな、とおもった。

 

 

週末は、こどもたちのところへ。

 

まさかの雪の日に。

 

寒い中でもアイスクリームを頬張るすずなに癒されながらも、のちのちあの寒い日に食べることを許すべきでなかったなと保護者として反省…

保護者として、学ぶことはほんとうにたくさんある。何回遊びにいっても、何回勉強を教えにいっても、教わることは枚挙に遑がない。

 

今回は、いつもの姉妹愛にじんわり心を温められたり、叱られた後恥じらい気持ちもありながら謝る素直さを感じたり。

 

いつも、すずさんとお出かけをすると、かならず「ゆうちゃん(妹)にこれ買って行こうかな」「ゆうちゃんどれが喜ぶかな」と口にする。

わたしと2人で出かけているときも絶対に、妹のことを忘れないのだ。

普段家で3人で遊ぶ時は、ゆうなはあっちの部屋にいって、そんなことまで言うのに。だからこそすずさんと2人で出かける時は、たっぷり2人だけの時間を過ごせればいいなとわたしは思っていた。それとは裏腹に、すずさんは実は妹のことをいつもいつも大事に考え、一時でさえ忘れることはないんだ。

こんなにピュアな、兄弟を大切にする心。思わず感動してしまう。いろんな面がお姉さんになっていってませていくけれど、こういうところはずっと、ずっと、変わらないでほしいなと密かにいのる。

 

それから、ちょっとしたことで喧嘩になりわたしが叱った時、タクシーに乗ってもお互いずーっと無言でいた時があった。

このまま黙っているのも大人気ないとわたしは感じて、ちょっとした面白いものを窓の外にみつけ、それをすずさんに教えた。

そうすると笑ってくれて、ホッとした。

そのあと、わたしのひざにこちょこちょをしたかと思うと、何か文字を書いていた。

「さ」ではじまるらしい。

何回か書いてもらうことで「さっきは」は解読。

そのあとの「ご」も読めてしまい、「あ、これは」と気がついた。

 

しかし本人も照れてしまい「ご」のあとの文字はぐちゃぐちゃと猛スピードで書くすずさん。

だからわたしも、とぼけたフリをして、何度も何度も早すぎる文字をわたしのひざに書かせつづけた。

 

「さっきはごめんなさい」

指でそう書いてくれているのがはっきりとわかった瞬間、泣きそうになった。

 

胸にこみ上げるものがありながらも、わざと何度も書かせ続ける。本人は、わたしがわかっていないと思いつづけていた。

 

そのあとタクシーを降りて、私も、ごめんね、というと「あー何でわかったのー?!」とすずさん。

 

はっきりと言葉にして謝るのは恥ずかしかったよね、でもねあなたの気持ちは十分に伝わったし、素直にごめんなさいを書いてくれたことは、ものすごく嬉しくてあなたの心のきれいさを感じることができたよ。

こどものこういう素直さってほんとうに、美しいものだと思う。

 

素敵なお姉さんになりますように。いつもこう思いながらすずさんとゆうさんに接するようにしている。これからも。

 

 

日記を書くのが火曜日と、大遅刻になってしまったけど、ばたばたしていた分、いい一週間だった。

 

今日はヨガに行って、お菓子を焼いた。いつもの、典型的な休日。

f:id:the_littleworth:20190212172915j:image

 

このあとは、また、大好きな友達にあってくる。