-2019-

総じて

 

昨年の暮れにもまずは漢字で一年をまとめたから今年もそれを踏襲して。

今年の漢字は「確」、これを選ぶ。

 

それを語る前にまずは去年の漢字「失」を「放」に訂正したい。2018年はたしかに色々と失った年だったけど、今振り返れば失うというネガティブな言葉よりも、自分にとって不要なものを手放して、今年手にすることができたものを受け入れる準備をしていたんだと思う。

 

この字を選んだのは、自分にとって「確か」なものを知ることができたから。

確信を持って、好きなこと、やり続けていきたいこと、胸を張って言えるようになった。

いままで自分の夢なんて口にしたりましてや人に語ったりすることなんてできなかったのに、今年はそれを確かな気持ちで向き合うことができたのだ。

最後の最後になって本当に大事な気持ちを改めて「確認」することもできた。

 

どんなことよりも「自分」というものに真剣に向き合うことができたから、こんな漢字をあげることができる1年になった。

 

 

自分の中の「確かなもの」を見つけることができた2019年。その中での大きな変化は特に二つ。

住処を変えたことと、お仕事を変えたこと。

 

去年のこの日記でも、小さな夢を語っていた。それを無事に体現することができた。

『2019年の小さな夢は念願の一人暮らしをすること。

しかも、お気に入りの町で。それが私のひそかな夢。

 

そこにお友達をよんだり、

おいしいものをつくったり、

スキなものを集めた自分だけの空間を創ったりしたい。』

 

この言葉どおり。そのまんまを叶えることができている。

よく行く街に自転車でお出かけがしやすい好きな街に佇み、大好きなお友達を定期的に呼んで(時々お隣さんに笑い声を注意され)、下半期はとくに週一くらいの頻度で焼き菓子を作り、日々の食事もお弁当も欠かさず作り続けた。

そしてものは最小限、それでも本やレシピ、アクセサリーは「好き」を妥協せずに、選んでは置いていた。

 

ひとりの生活は想像以上に快適で楽しくって、わたしの性に合っているものだった。

掃除機や洗濯機がどうも苦手で、光の彩度もその時間によって自分の好むものじゃないと落ち着かない、眠れない、目が覚めない、一々いろんなことが気になってきた。

だから今まで家族と暮らしていて不快に思うことも多かったし、前の彼と暮らしていた時はたくさんたくさんわたしのための気遣いをしてもらっていた。

それがひとりになると、予想外のことが起きず、自分の、言い方が悪いけど、思い通りに暮らすことができた。

最初は勿論効率も悪く、すべてを1人でやらないといけない家事の負担もあったけれど、毎度皿をきれいに拭くのをやめたり、髪を洗うのを2日に一回にしたり、だんだんとサボるのが上手になり、今やもう1人で暮らすこの生活が今まで経験してきたのもので1番快適なものになっている。日々の生活そのものを愛しているのだ。

 

大した意識はしていないけれど、この生活をすることで料理や家事やらの生活力も上がって、栄養バランスとか経済感覚とかもこれまでよりもしっかり身につけてこられた。

 

1人で暮らすことで一番変わったのは心のコントロールがすごく上手になって、しくしくベッドやお風呂で泣く、なんてことは一切なくなった。(一切は嘘だ。先週ちょっとだけした。)

1人でここで1日寝込むのも寂し過ぎると潜在的に思うのか体調も崩すことがものすごく減った。

 

一人暮らしが自分の心身にとってこんなにいいものだったなんて。

 

ただ、いつかの夢である結婚すること/かていをもつことを叶える日が来るのであれば、自分の思い通りに暮らすことは不可能になる。今の思い通りになるうちに心身のバランスのコントロールのレベルをより高めていって、誰かと暮らしてもうまく心を落ち着かせられるようにしたい。

 

 

次の大きな変化はお仕事に関して。

これはもう日々の日記に書いていてobviousなことだけれど、5月にさちこさんと出会って、9月から働かせてもらって、いろーんな経験をさせてもらっている。

そうかわたしは、今年前半は全然違う仕事をしていたのか。不思議。前の仕事をしていたことを忘れてしまうくらい、後半4ヶ月は濃密な時間になった。

 

でも前のお仕事だって決して無駄なものじゃなかったんだ。

一生あの仕事をしていたいかっていうと無理してでもイエスとは言えないけれど笑、一緒に働いていた方の優しさや笑顔からは本当に学ぶことが多かった。ハーブやアロマの知識も働きながら自然と身につけることができたし。今は一度その辺りの知識には、蓋をしてしまっていて殆ど触れていないけれど、ハーブを使う焼き菓子はぜひ作り続けたいし、いつか自分の空間をもたるのであれば香りでその場を演出することだって活かしていきたい。

 

そして9月からの今の職場。

本当に素敵な時間を毎日過ごさせてもらっている。

空間に足を入れるだけで歓声を上げてくれる方もいれば、お菓子を口にしてしあわせそ〜うな表情を見せてくれる方もいる。

現実の世界でこうやって人を喜ばせている人がいる、そういう空間を作っている人がいる、それを毎日見せつけられて、その大変さを目の当たりにしつつ、それを覚悟してでもやはり、自分でこの喜びとしあわせの連鎖を作っていきたい!と思えるようになっている。日々、その気持ちは高まっている。

 

お店でのお仕事だけでなく百貨店でのいくつかのお仕事でも憧れの人を近くにしたり、なんならお話する機会を与えてもらったり、本当に贅沢なことをしている。少し前までは、これは本の向こう側の人だから、と自分との世界を切り離していていろんなことを諦め、試みさえもしないようなつもりでいたけど、今は違う。

自分で素敵な場所を作り出している人だって、もともとは1人の人間だ。

わたしだって、やろうと思えば、なんでもできる。やろうと思わなきゃ、無理だと思えば、そりゃ何にもできない。

こういう風に考えられるようになったのも百貨店でのお仕事があったおかげだ。

 

ただ、ここへきてまだまだだったの4ヶ月。ここから、何ができるか、それが大事。

さちこさんも新しい年からは、とまた色々と考えていらっしゃるみたいだから、少しでも力になれるように、どんどんお店を面白くしていけたら嬉しいな!!!

いろーんなお客さまにお会いできること、お菓子や楽しんでいる様子を見られること、楽しみで楽しみで仕方ない!

 

英会話講師としての仕事もすごく楽しんでくることができた。

わたしはやっぱり子どもが大好きで、自分の話を一生懸命に聞いてくれる姿や、「りさ先生りさ先生!!!!!」と楽しそうに名前を呼んでくれることがたまらなくだいすき。

所属していた会社の諸事情で(詳しく聞いてないけどな?!?)一旦この仕事はストップしなくちゃいけなくなってしまったけど、子ども、英語、コーチング、これはずっとずっとしていたいこと。どうにか道を切り開いて、続けていく方法を探して行かなきゃ。

英語が話せると関わる人も見る映画も読む本もいろーんなものが広がって楽しいよ!この考えを広めることはずっと、していきたいし自分の中でも大切にしていきたい。そしてわたし自身衰えつつある英語をしっかり取り戻す、これもまた2020の目標にしていこう。

 

 

・恋愛

箇条書きのひと項目として残しておきたいこと。

2020年がもう直ぐ始まる、つまり2010年代がもう直ぐ終わるっていうこと。素敵な恋をいっぱいした2010年代だったな。いっぱいっていうのはたくさんの人っていう意味ではなくって本当に好きな人を心から愛することができたなぁって。

 

わたしは、誰かを好きになると、とことん、好きになる。自分のことがうまく考えられなくなって、わたしの中では楽しくしあわせに過ごしているつもりなのに後から冷静になると、あ振り回されていたんだ、なんてこともあったりした。年末年始は何故だか毎年恋愛に関して泣くことが多くって。

今年もまた例外じゃない。今年の中でいちばんいちばん、というか唯一泣いたのがここ最近の恋愛事情だ。

 

去年の日記にも綴っていたけれど、長いこと恋人がいないという期間がなかったこともあり、今年の初めはいろんな世界が広がりうることに胸を馳せていた。今年は今まで会ったことのない人と会うことも懐かしい友達と会うことも楽しんだ。少しいいなと気持ちが傾くこともあったし、下半期はとくに、ひさーしぶりにひとりの人と定期的に会ったりなんかもしていた。日記にそのワクワクを綴っていたりもした。好きになってるのかな?と思ったりもした。

 

でも最後の最後にどんでん返し。

ひと目あっただけで、自分の中で止まっていた時間にタイムスリップしてしまった。

 

雨の中、

懐かしい道で

懐かしいにおい、こえ、からだの柔らかさ

 

あの日の言葉に期待してしまって、わたしは凄くすごくばかだったんだ。

 

久しぶりにお互い直接、言葉で気持ちを交わすことができて、どこかで張り合っていた意地も解消して、本当に最高の数分間だった。

 

でもあの素敵な2人だけの時間は幻だったんだ。

 

(そう思って、胸にしまっておくしかないんだ。)

 

理性的にも、感情的にも、思うことをわたしは伝えることができて、わたしはスッキリしていた。それに加えて、また1人で未来に勝手に期待を寄せたりもしてしまっていた。

 

でも彼は冷静でいてくれた。

めちゃくちゃな判断をしてしまう前に、大きな誤ちをおかしてしまう前に。

 

やっぱり優しいひとなんだ。

 

最高で、手放しちゃいけないひとだったんだ。

 

今年も終わるから、もうこの日記に書いちゃうけど、まだまだ好きだし、癒えてない気持ちが心にあるんだな、と気づけた。これもこれで「確認」できた気持ちの一つ。

たったさっきまで感じてたこれが恋かしら?って他の人に一瞬抱いていた気持ちはやっぱり違うものだった。

彼に会った時に確信を持てる何か、があったのよね。

彼からだって素敵な言葉をかけてくれた。

 

でも冷静に考えて、戻ることは、今は少なくとも、おかしいよね。また苦しくなって、可笑しくなる。そうやってハッと頭を冷ましてくれたのは皮肉にもまた彼だった。

 

もう元には戻らないこと、胸が締め付けられて本当に悲しくなる。

あの時に戻れればどんなに幸せかって。

でも、逆に考えればわたしには戻りたい「あのとき」が人生の中で経験できているっていうこと。それだけでも今は、十分じゃない。素晴らしいこと。

いつかの日記にも書いていたけれど、彼からは沢山の愛をもらっていたし、わたしもまた愛を沢山伝えていた。それができていたから、2人の関係はすごく温かいものだったと認識ができている。

今は、これだけでよかった、そう思うしかないな。

本当はまだまだ辛くてやらせない気持ちもあるけれだ、これ以上はどうにもならないから。

すごくすごく好きでいられて、愛を捧げる存在がいただけでも本当に良かった。それは8年前のあの人もおなじ。(あ、8年前!??)

残念ながら、去年の今頃のように「来年は誰か隣にいてくれるかな?」なんて胸を馳せるほど、期待を持てるような心情では、今は一切ない。

しばらくはきっと、放心状態のまま。

 

でも何を選ぶにしても、後悔をしないように伝えたいことを伝えたい時に伝える。これは誰と関係を気付くときであれ、徹底をしていきたい。

なにかいいことがあるといいな、

ときめきをまたどこかで感じられるといいな

 

長々と書いてしまったけど、わりと年末の時期に誰かがかけてくれた言葉がすごい気に入っている。

 

「運命の人は1人じゃない

運命の人は何人かいると思う」

誰が言ってくれたんだっけな、でもすごく支えられている。

 

「運命の人はいないよ」そんな言葉はなんだか悲しすぎるし、だからといって「運命のひとり」と思うのもなんだか気が重い。あの人を流してしまったら、もう誰もいないのかな、と思ってしまいかねない。

 

でもその友達がくれた言葉を信じていけば、

わたしが一生懸命に愛していたあの人も、あの人も、運命の人だったんだ、と思える。

また何かの巡り合わせがもしかすれば起きるかもしれないし、また新しくどこかで運命の人に出会えるかもしれないし。

とにかく、まだまだ先のことはわからない!し、期待したっていいんだと思う!楽しみに、思えるようになるといいな。

 

 

・自分でつくるしごとのこと

いよいよ春にこんなことをするぞ!とはっきり決めたから、今はこれが自分の人生のどんなことよりも楽しみ!やらなきゃいけないこと考えなきゃいけないこと山積みで大変なことになると思うけど、今のわたしはそれを求めている。自分のやりたい仕事で自分をいっぱいいっぱいにしてやろう。でもそれはただがむしゃらにやるわけじゃなくって、誰かが喜んでもらえるように。誰かが美味しい🎶と思って誰かのしあわせに繋がって、また他の誰かと楽しい時間を過ごすひとつの材料になりますように。そんな気持ちを込めながら丁寧に、自分の中でのこれまでのいろんな考えや経験を落とし込んで表現していければいいな。

こうやって舵を切っていくことが2020年の1番の課題であり、楽しみだ。

 

 

読むこと書くこと楽しむこと

きれいになること

 

ざっと書いたけどこれもしっかりとしていきたいこと。読む、書くは今年と変わらず、最後に書いた「きれいになること」

これは最近どこか疎かにしていたことだった。一年の最後に無駄にいつもよりもメイクをしてみて、なんだか楽しい気持ちになれた。それと同時に自分が美に無頓着になっていることにも気がついた。

神経質になるのは絶対わたしの心には合わないこと。ただ、単純に自分の楽しみのためにもっときれいになること意識してもいいのかな、と一年の最後にギリギリ思うことができた。

最近心を弾ませてくれるクィアアイのファブ5をみて、意識を高めていきたいな❤️自分の好きなことを沢山して、自分に自信を持てるように、そんなふうに自分の進む方向性を見出していけたらうれしいな。

 

好きなことを存分に楽しんで、やるべきことをしっかり取り組んで自信をつける。自分をもっと大事にしていきたい。

今年も十分、自分だけの面倒を見て大事にしてこられたと思うけど、なんというかもっと、甘やかすだけではなくって、もっともっと真摯に自分に向き合ってお尻を叩いて、世の中に確固とした存在でいられるように。

 

そしてそれ以上にもっと周りを大事に感謝していくこと。毎年のように言っていることだけどね。

 

今年はなんだか人から「もらう」ばかりが多くて自分が何かを'give'することができていなかったな。

お仕事をしていて形式上はgive していても結局それは自分の喜びとしてもらう意味合いの方が強くって。

いい意味でそうやって吸収すること、もらうことが多い一年ではあったけれど、もっと純粋な気持ちで周りの人に愛や思いやり、美味しいものetcを与える側の人間になれますように。なります。努めていきます。

 

 

 

穏やかだけど確固たるものを持って、自分の道を選んでいくことのできた1年。いい年だったなぁ。

 

来年はただのいい年、じゃ終わらせない!

口だけ、とかじゃなくて、自分が活動している証をしっかりと残せるように、そして無駄な時間を作らないように。

 

 

自分の将来にとって、とっても大事な年になるはず。

2020年、なめるなよ!!

 

あーー、たのしみ!

 

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