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先週と一転して、明るいことで埋め尽くされていた1週間。この1週間じたいも楽しいものだったし、これから先の生活にも期待感が高まる時間を過ごせた。

 

というのも、週の頭にこれから暮らす、居場所と出会えたからだ。

今月頻繁に会ってくれているえりを誘い出し(えりにとっては10連休最後のしっかり休みたいであろう日に。ありがとう!)、不動産やさんへと足を運んだ。

 

ひとりで行くには、冷静な判断ができるかどうかという部分に自信がなかったため、信頼の置けるえりに付き合ってもらったのは、ほかの何でもなく、大正解だった。

 

譲歩すべきところ、絶対にこだわるべきところ、自分ひとりじゃ気付けないポイントをしっかりと一緒に考えてくれた。ひとりだけでいっていたら、急かされてしまい、不動産やさんの思うツボにはまっていたんだと思う。

 

それにこういうところに友達を誘って行くのは、内見の時にこれからのイメージが湧きやすくて、尚のこと良い。

自分が過ごす空間になることは勿論だけど、同時に大切な友達を呼ぶ空間にもなる場所だから、その人たちと過ごすとしたらどんな場所が心地いいかってことを頭に思い浮かべながら、物件を見て回ることができた。

 

えりをよんで、一緒にご飯を作って、お菓子を焼いてお茶をいれて、寛ぎながら語らう時間をつくること、今からもう、待ちきれない。

ほかの友だちを呼ぶことももちろん楽しみだけど、こんなにもわたしの家探しにきちっと付き合ってくれたからには、しっかりと今後お招きして、恩返しをしていかなくちゃ。

 

そんなえりとは、お揃いの、スージークーパーデザインのグレンミストという名のついたウエッジウッドのトリオを買った。週末の日が落ちかける東京蚤の市にて。えりと蚤の市に行くのはこれで2回目。

 

会場を一周した時に、まずこのカップに出会い、「でもこれからたくさんお金を使うからなぁ」と今回のチャンスは見逃すことにした。

二週目した時にも、もう一度手にとって、デザインの名前を調べて、ネットで検索をかけて、下品にもネット販売で蚤の市での価格より少し安価で扱っていることを見つけ、やはり、やめた。

 

でもやっぱり、さいごにふらふらと歩いていた時もグレンミストのあの繊細なソーサーのグレーの色と、可憐に描かれたケシの絵が忘れられず、もう一度だけそのストールに足を運んだ。

 

わたしはこういう機会でどうしてもオーナーさんと軽やかな会話を交わすのが苦手で「安くなればいいなあ、でも厳選して取り入れたものにそんなお願いをするのは失礼だよなぁ、でもなぁ」と頭のなかで考えを巡らせていた時に、えりが隣で口をひらいてくれた。

 

お陰様で、絵柄の美しすぎる小ぶりの可愛らしいケーキプレートをつけたトリオの状態を、カップソーサーの値段で用意してくれることに決まった。

有難い…うれしい…

 

それと同時に、こういう機会なんだからこそ、オーナーさんともっと言葉を交わせられるようになりたいなと思った。

 

そのために、自分がもっと知識をつけるとか、持っているものにより大きな誇りや愛着を持つだとか。変わっていきたいなと思った。

古いものを扱う蚤の市だけれど、自分がもっと成長して、より深く、より有意義な時間をこういう場所で過ごせるようになりたい。

 

そして何より、2日目夕方以外の時間にも今度、足を運ぶようにしたい。笑

えりと2回目の蚤の市、前回も2日開催のうちの2日目夕方に会場についたから。

人が落ち着いてきて、見やすいっていうメリットもあったけれど、ずっと憧れている方のティーショップの販売はすでに終わってしまっていたという悲劇が起きたから。

次は、じっくりゆっくり、二日間丸々時間をかけたっていいんじゃないかな。

 

それでも、今回も欲しいものとともに帰宅することができて、とても楽しかった。えり、ありがとう。

 

 

今週明るい気持ちで過ごせたのは、2連勤しかしなかったし、2連休もあったからだった。

母が不在で父と協力しながら過ごす毎日も新鮮で、父のありがたみも同時に母のありがたみも強く感じられた。

感謝しながら生きると、自分もやらなきゃいけないことを自然と頑張れるし、一息つける瞬間をこれまでにないほど豊かなものに感じられる。

これが今週の充実感を高めてくれた大きな理由かしら。

 

そして、今週をきらきらとさせてくれた最後の要因は日曜日につづいてお休みだった月曜日。

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ねねさんと鎌倉へ。

まぁまぁなお天気だったけれど、いい意味で強すぎない日差しのおかげで、ゆったり、日本語でなんていうんだろうか、チルできた1日だった。

江ノ電に揺られ、小さな駅に降り立ち、小さな甘味処でひと休みを取った瞬間が至福だった。

 

夜は上原へ移動し、会社帰りのかすみんと合流し、大好きなお店へ。

 

雰囲気もお料理も、マネージャーさんの優しさも、全部、大好き。

おしゃれで洗練されていて、でも不思議と居心地も良い、素敵な空間。

 

いつもその駅から実家まではやけに時間がかかってしまうのだけれど、今度からはその辺りのエリアからは自転車で15分くらいで帰れてしまうところに住めるので、もっと遅くまで語らっていられるのだなぁと考えたら、ほわあっとからだが不思議と温まって、やわらかい、わくわく感に包まれた。

 

これから先が、ほんとうに楽しみ。