46

 

自宅をクリスマスの装いにした。

冬物のコートやヒーターも迎え入れた。

 

すっかり、冬支度が整ってしまった。

 

少し前まで暑かったのに、気持ちのいい秋はどこに行ったの?いつも秋は堪能する隙を与えてくれず、過ぎてから存在していたことに気づかされるものだ。

 

小さい頃から自分の中で9月から11月を秋と定義づけているけれど、それが秋なら今年の秋は一瞬だった。今までの秋で一番の速さで過ぎ去った。

 

振り返ってみれば9月の頭に今の環境に身を置かせてもらえることになって、毎日「たのしい」と「しあわせ」に満たされている。

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おかげさまで最近の日記は、そこでの出来事ばかりになったいるけど、今週もまた、同じことになりそう。

 

 

以下、週が終わった時の日記用の簡易メモ

ーーー

自分のちょっとした動きで「優しい」と言ってもらえたこと

 

でもいつもいつも機嫌の良い状態をたもてるわけでもないってこと

 

それでもお客様には喜んでもらいたいという気持ちが第一にあること

 

ーーー

 

オーナーの動きを見ていて、ちょっとした心遣いがつくりだす、居心地の良さってものを知った。

前の職場の大好きな先輩の動きを見て、おせっかいすぎるくらいの動作が生み出す温かさを知った。

 

尊敬する2人の動きから学んだことが、自分の体の動きとして、言葉として、表現できるようになってきている。

そんな中でちょっとしたことで、お客様が私が去ったあとに「やさしいね〜」と会話をしてくれていたのを耳にして、こちらが嬉しい気持ちにさせてもらった出来事があった。

 

私はやっぱり、いくら仕事でも、人間単位で、一対一の人間のやりとりを、していきたいといつも思っている。

仕事だから割り切る、という生き方もあるけれど、わたしはそれじゃだめみたい。愛を持って仕事をすること。つくるときも、サーブをするときも。

これができる仕事にこそ、わたしはやりがいを感じられるみたい。

 

週の後半は体の疲れが少し溜まっていたことと、個人的に少し不機嫌になってしまうこととがあったから、いつものようなごきげんのわたしを保つことができていなかった。

 

一緒に働いてくれている人には少しそういった面をだしてしまったな、反省。

 

でも反省をしたと同時に、いつもいつもごきげんでいる必要ってあるんだろうか?という疑問も頭にふわふわと浮かんだ。

たしかに。

わたしはここ最近、常に常に、ごきげんすぎたんだ。

 

無理してたつもりは一切ないけれど、久々にこうやって不機嫌になってしまう自分は向き合って、よし、こういうときはこのままでいよう、そう思って受け入れることができた。

 

ただそれは、お客様の前では通用しないこと。お客様には、喜んでもらえることが1番。心地よいと思ってもらえることが1番。

 

自分の気持ちを無理くりコントロールはしたくないけれど、自分自身が心地よくいられるように、思うがままの気持ちでいること、それからお客様が楽しめる環境を作り出すように努めることそれ自体を自分が楽しむこと、これはこれからも意識をしていきたいな。

 

 

 

 

そういえば、週の真ん中に腕に大きなゆけどをつくった。ばか。一生跡が残ってしまうような20cm大の、大きなもの。ばか。

 

わたしのしでかした下らないミスなのに、周りの人は本当に優しくしてくれる。

 

大きな音で驚かせてしまったお客様にも、「大丈夫だった?」ってお声だとか、オーナーにも他のことを置いておいてとにかく冷やして…と処置を最優先させてくれたりだとか。

数日たったあとにも、いつもの大切なお客様が、大丈夫?、頑張っている証拠だよ、なんていう本当に優しい言葉をかけてくださった。

 

新潟に来て、やっと行けた皮膚科の先生も看護師さんも本当に優しい方で大きな愛を感じる医院だった。

 

 

ただのわたしのミスなのに。

 

なぜこんなふうに世界はここまでわたしに優しくしてくれるんだろう。

 

優しい世界がもっともっと、優しくなっていきますように。

こんなに優しくしてもらっているのだから、自分が優しい世界をつくりだしていくことに少しでも何かできますように。

 

 

45

 

今週は、ご褒美の1週間、だったような気がする。

一つ前の火曜から火曜まで、家の外でのお仕事した日はたったの3日。

 

もう1週間前が懐かしい感覚。

 

久しぶりのお店の営業に戻って、日常に帰ってきた、という感じ。

 

オーブンからたちのぼるバニラやバターの香り、あたたかい色のライト、穏やかな昼下がり。

やっぱりわたしは、百貨店にはいられない。心がほっこりする、今働かせてもらっているお店の環境が大好きだ。

 

今まで以上にお菓子を焼くことに集中できて、出来も少しずつ納得できるようなものになっている。でもまだまだ、改善の余地はあって、それを自分の中で試行錯誤していくことがとても楽しい。

これはきっと永遠なんだろうなあ。

いつも焼くスコーンも、クランペットも命を持っていて、その日の温度や湿度、ちょっとした工程の違いで仕上がりが大きく変わる。

 

だからどんなに腕を磨いても、いつもいつも同じ出来になる、なんてことはきっとないんだとおもう。

そんな命を持っているものだからこそ、もっともっと彼らのことを知って満足いくように作れるようになりたいし、そんな気難しいお菓子たちを余計に愛おしく思える。

 

それに加えて今週は2度も友達がお店に足を運んでくれた。

 

りさの働いている姿が素敵だったよ、っていう心が躍るような言葉をもらった。

残念ながら、ひとりは自分がお休みをいただいた日に来てくれた。おもてなしをできなかったこと、悔しくおもうけど、それでもお茶とお菓子が美味しかったといううれしい感想を送ってくれた。今までいろいろと向き合ってきたことをお互い知っている仲だからこそ、今度はわたしが働いている姿をきちんと見せられるといいな。(またきてねx)

 

そして、今週の1番のできごとといったら、新しくできる家族にお会いしたこと。

兄の結婚相手のご家族との顔合わせ。

 

小さい頃からずーっと優しくしてくれたわたしの大好きなお兄ちゃん。

人にはないようなユーモアがあって、話始めると口を閉じることができなくなるくらい盛り上がってしまう楽しい人。

学生の頃もいろいろなことに積極的に顔を出していたような人間で、わたしとは全然違うのに、きっとわたしのこともよく理解をしてくれる人。

実の兄をこんなふうに褒めちぎることってなかなかないよね。それくらい、わたしの兄は素敵な人。

 

だからといって別に結婚相手に嫉妬とか離れちゃうことはの寂しさとかは一切なくて。それが仮にどんな結婚相手でも。

 

そしてそして、いざご相手に会ってみると、本当に素敵な方で。

大好きな兄をすごく晴れやかで幸せな気持ちで送り出すことができる。

 

今まで女っ気の一切ない人だったから、素敵なお相手に巡り合えたこと、本当に嬉しくおもう。そしてその相手が本当に素敵な方だったから、2人でこれから先ももっともっと温かな関係を築いていってほしいなーとほのぼの感じることができた。

 

家族4人で揃うことも本当に数億年ぶりに近い感覚の出来事だったから、幸せでしかたなかったな。

わたしは家族が大好き。こう言えることがいかに恵まれていることか。これはわたしの一つの自慢だし一生誇りに思いたいこと。

 

そしてこういう環境で育つことができた自分だからこそ、自分自身も安心のできるあたたかな家庭をいつの日か築けたらいいな、なんてことも思った。

 

 

それを終えた翌日の夜は1週間の仕事も穏やかに終えて、ちょっとしたご褒美の時間。

初めてその相手には手料理を振る舞って、美味しく食べてくれた。この先どうなるのかよくわからないけど、今はそれでいいかな、と思えるし、少なくとも楽しくて幸せな時間を過ごせている。

ただ、余計なことを思わず話しすぎて笑、本当はもっと話したいこと、聞きたいことがあるのにな、っていう後悔には少しかられている。

 

話したいことリストでも作ろうか…。それはちょっと違うか。

 

 

そしてそんな日曜夜から始まったわたしの週末は、最高という言葉で片付けられないほど楽しい時間になっている。

 

きょうはLBJのリリーのワークショップに足を運んだり、ずっと行きたかったリトルトイに遊びに行って幹さんと少しだけどお話をしたり。

 

リリーの素材のナチュラルさを大切にする心意気や、みきさんのキラキラした接客、それぞれ全然違うお店だけれど、またまた今週も自分の店を持つこと、について沢山考えさせられた。良いインスピレーションをたっぷりと受けられた最高の月曜。

 

そのあとも大好きな本屋に引きこもって、大好きな文字をたっぷりと吸収して。

 

好きなことがどんどん見えて、毎日がどんどん楽しくなってくる。

 

明日も楽しいお休みの日にしようっと。クリスマスツリーが届くから、本格的にクリスマスの彩りをつくりだすぞっ!

 

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44

 

突っ走った1週間。

 

いや〜、突っ走った。。

 

1週間前は山のような量のドライフルーツを手の豆つぶしながらカットして、山のような量のクリスマスプディングの用意をした。

 

単純作業の積み重ねだったけれど、このひとつひとつが色んな方の手元に渡ると思うと、そしてそれを食べながら大切な人も大切なクリスマスを過ごすのかと思うと、愛を込めずにはいられなかった。

 

クリスマスプディングづくりの伝統通り、愛するお店のみんなで願い事を込めながら混ぜた。

わたしは普段周りにいてくれる愛すべき人たちのことを思い浮かべながら、その作業をした。こういう慣習、日本にも海外にも有るけれど、改めて温かくて素敵なことだなって思えた。

 

それから、つくるのももちろんだけれど、今回は無心になって沢山ラッピング作業もした。

夥しい量に負けそうになりながら、ただただ、無心で。

サンタさんってこういう風にクリスマス支度をするのかな、そんな感覚が少しわかるようになった気がする仕込みの期間だった。

 

そんな気持ちで用意をしたものを、お店に立って直接お客様にお渡しした6日間。いろいろ思うこと、感じることもあったけれど、とにかく私はお客様に会えることが好きでたまらないみたいだ。

お店を好きでいてくれる方、お菓子を好きでいてくれる方、そんな方々と直接触れ合うことができるお仕事は本当に恵まれていると思う。恵まれている、というか私を喜ばせるドつぼをついてくる。

 

催事の期間が何日かあるからこそ頂いた、「この間食べたこのケーキが美味しかったから、また買いに来ました」ということば。

これが今期中1番パワフルなものだった。

 

用意したものを口にしてくれて、感想をくれて、そしててまた口にしてくれる。このサイクルほど、お菓子づくりに関して嬉しいものはない。大きな大きな次への活力、励みになる。

 

働きながらそんな風に考えていたこと

で、ふだんみんながくれる言葉について改めて有難い気持ちが溢れて止まらなくなった。

今週はこんな言葉をもらえた。

「りさちゃんのお菓子は私の精神安定剤」だとか、「家族も喜んで食べてくれたよ」だとか、それはもう、心を大きく踊らせてくれることば。

 

少し前まで、誰かにかけてもらえる言葉でこんなに嬉しくなれることってなかったな。それは、何かをそこまで高めようと思えることを自身の中に持っていなかったから。

 

今は自分の中で磨きたいこと、実現したいこと、そういうビジョンがあるからこそ、誰かの褒め言葉がとっても大きなモチベーションを与えてくれる。

何かを頑張ろう、高めよう、とする自分がいること。まずそのことが本当に幸せに思えるし、それを鼓舞してくれる大切な人たちが周りにたくさんいてくれる。

 

まだまだ甘っちょろい自分だけれど、がんばっていきたい方向性は見えてきて、人生が明るくなってきている。

磨いて磨いて、自分自身で切り開いて行かなくては。


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今週は毎日仕事をしてしまったけれど、それが楽しい。愛を持ってしごとをできているから。

 

そして愛といえば、仕事と仕事の空き時間に『イエスタデイ』を観に行った。大好きなリチャードカーティスの映画。

 

なんかちょろっとうさんくさい日本人が出てきたり、大袈裟なシチュエーションで走り抜けたり、大勢の前で愛を示したり、そんな「カーティスパターン」がいくつも見られた。あぁ、彼にはずっと映画を書いていてほしい、と心の底から思った。

 

そのうちで一つのことを考えた。カーティスパターンのうちの一つ、大勢の前で愛を伝えること。たとえばラブアクチュアリーのコリンファースとポルトガル人のシーンとか。今回で言えばジャックがエドのライブの場を借りて、エルに想いを伝えるシーンについて。

 

大勢の前で愛を伝えることってロマンチックに見えるけど、実はそうされるのが嫌な人ってきっとたくさんいるんだよね。私は少なくともそう。そういう気持ちを踏まえるとカーティスがこういうシーンを以ってしたいことって、愛する気持ちをを見せびらかすことでも見世物にすることでもない。ただ、そのときに、そのときじゃないと伝えられない愛を伝えなきゃという衝動に駆られた結果として、大勢の前で愛を露わにしてしまっただけ、なんだと思う。今言えることを今伝えなきゃ。その結果に大きなオーディエンスが伴ってしまい、それが愛の大きさを物語る効果を持ってくれる、そういうシステムなんじゃないかなと思う。

 

カーティスが書いたカーティスらしい映画を見て、大学に入ってすぐの頃の気持ちを思い出した。入学直後のライティングスキルチェックテストの時、確か好きな本でも映画でもなんか書け、みたいなざっくりとした問題で、ラブアクチュアリーのことを短い時間でめちゃくちゃな量の文を書いたこと、今も覚えている。(そのせいで自分がついていけないライティングクラスに入れられた、、汗)

フィルムスタディーズにも興味があって、クラシカルな小説から現代の映画まで含めてロマコメを深められればいーなーなんてことも思っていたなぁ。

今は別にそうしなかったことに対してとくに後悔も全くないけど、そういう可能性があった自分の人生がなんだかとても懐かしく、かつ面白く思う。

 

そして、今自分の人生が予想もしなかった形になっていることがこれまた、ものすごく不思議で、極めてハッピーに感じられる。

 

 

自分自身が選択をできたこともそう、あと最近は約束して会う友達もそうだけれど、仕事場に顔を出してくれる友達の存在を本当に大きく感じている。

 

この瞬間がたまらないんだな、どんなことがあっても頑張りたいんだなと思うことができる。

 

会期中は苦手なことにもいっぱい面しなきゃいけなかったし毎日珍しく眠れない日が続いたし、久しぶりに耳からくる体調を壊す寸前まだきていたし、普通にお腹壊していて、一回立ち止まりたいな、と数ヶ月ぶりに思う瞬間も多かった。でも終わってみれば、大好きなことに囲われて、心が満たされに満たされまくった1週間だった。

 

さぁいよいよ残りの2ヶ月。(もうないね)

 

次の週はわたしにとっての新しい家族と顔を合わせる機会が待っている。初めてのことだ。待ち切れないな。もっと幸せな1週間になりますように!

 

43

 

もう10月が終わってしまう。

 

あと半年で次の誕生日が来る、そう思った日からも早くもひと月が経とうとしている。

 

今週は、休みの日も仕事もぎゅうぎゅう詰めの日だったけれど、自分にとって愛おしく思える時間を重ねることができた。1週間を終えて、最高に幸せな気分。

 

身体さえ受け付けてくれるなら、1人でワインのボトルでもあけたいくらいの充実感と達成感。

 

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月曜日にはお世話になっている先生のお宅にお招きいただいた。

 

なんていう空間だったんだろう。

 

美しすぎて、でも温かくて居心地の良いご自宅。そうとうこだわりを持ってつくられ内装なんだろうなぁ。

 

今までは将来は、戸建てで一から自分の好きなようにつくったお家に暮らしたい、なんて夢を持っていたけれど、戸建てである必要なんて必ずしもないんだということを先生のご自宅マンションを拝見して感じた。

 

田舎のイングランドのキッチン。こうオーダーしてつくられた大切な仕事の場でもありプライベートの場でもある先生のキッチン。

それはまるで私が4月に滞在したラスたちのおうちのキッチンのようで、先生のオーダーの言葉は見事に体現されていた。

 

先生がおいしいコテージパイやジェイミーレシピのアボカドのサラダを作ってくださっていたり、さちこさんがおいしいチーズをたっぷり用意してくださったり、本当に美味しさと美しさだけで心が満たされる時間だった。

 

ただ、それ以上に先生の普段聞けないお話を聞けたこと、これが1番すごく幸せな出来事だった。

 

先生の物凄く人間的で、女性的で、感覚的で、人が手も触れちゃいけないような尊い心をさらけ出してくださったこと、とても嬉しくて、近い存在に感じられた。

 

お店や教室をやっていると、どうしても人の目にうつるのは、「好きなことをやっていてたのしそう」「自分の好きな時間にスケジュールを組めて楽そう」ということ。勿論、そんな側面もないとは言えないかも。

でもそうやって多くの人々に見えている姿は、その方のほんの、ほんの、ほんの1ミリにも満たないたった1つの側面だ。

 

こういう仕事をしている方々は、1人で相当な量の仕事や考え、責任を抱えなくてはいけないし、

同じ業界の中で存在する、すこしギクシャクした人間関係に巻き込まれることだってありうる。たとえば情報だけが歩き回ってしまい、自分でも知りさえしないことを誰かが噂していたり、そんなことだってあり得る。

 

そして、私にはまだまだ分かり得ない苦労が数え切れないほどにあるはず。だから将来自分で何かをできればと思っているわたしは正直、そういった自分の仕事の苦労と周りからの感じ方との差を受け入れる覚悟があるとは言い切れない。

勿論、覚悟しているつもりではあるけれども。

 

そういった狭間で自分のお仕事を貫いている方々の会話聞けたこと、なんだかとっても胸にぐっときたし、本当に本当に大変だろうけれど、それでもそこから得られるやりがいみたいなものを手にできるよう、努力をしていきたい。そう思えた日だった。

 

 

お話を聞けたことも、しめのマーマイトチャーハンやデザートのイチジクとルバーブのタルトも含めて全てのものをたらふく堪能したことも、全てのことがパーフェクトすぎて余韻に浸りまくっててしまった。

 

その余韻に浸ったまま、やるしかない!という流れで、キャロットケーキを焼いた。スコーンの仕込みも。

 

そして次の日にお友達の家にもっていった。

今の職場もとっても大切だけど、やっぱり原点だなぁと思える昔のアルバイト先の人たち。年齢も経歴も好きなものも全部違うのに、なぜか心がとってもおちつく。

 

うちひとりはかわいいかわいい息子っちもうまれて一緒に遊ばせてもらった。

 

お腹にやどったその時からずっと存在を知っている。お腹がだんだん大きくなっていくのも見ていたから神秘的で不思議な存在。

彼が気づけば、この地に生まれついて、声を出して笑うようになって、立つようになって、そしたらてくてく歩き回れるようになって。

何が面白いかわかって、けらけらしっかりと笑っていることがまた、すごく尊い

 

こうやって人が大きくなっていくこと、成長していくこと、それにずっと仲良くしてくれている方が携わっていること。

凄いなぁ人間って。こんな言葉しか出ないけれど…。

 

私にもいつかそんな時が来るかな?来るといいなあと思えた。

 

 

休みの2日間がこんなに充実していてパワーチャージもできて、次の日からの仕事も楽しくて。なんて恵まれた人生なんだろう。

 

 

ーー

ここまで書いて時間があいてしまった。

まだ書きたいことがあるはずだったけれど、今日だけでもまた書きたいことが増えたから、これはまた来週に持ち越し。

 

ーー

 

 

 

 

あといつか大事に至ったらの時のためにメモだけしておくと、言葉で通じ合える人に出会えた。私今まで、昔の恋人と会話できてなかったなと思わされるような。よくいう言葉のキャッチボールっていうやつ。これを初めて人とちゃんとしたな、という感覚に陥る出来事があった。これだけメモ。

 

 

42

 

ぱきぱき働いているときは、いろんな笑顔と触れ合って、いろんな気持ちがこぼれるのに、いざこうやって画面に向かうと、はて、何を書くんだっけ、となってしまった。

 

でもざっくり1週間働き通した毎日が明けて思うのは、

笑顔で過ごす人の空間と時間を作ることのサポートが、たとえ微力でも、仕事としてできていることが本当に嬉しくて、しあわせだ。

 

今の職場のオーナーさんに出会って早5ヶ月(え、早)。始めの頃から素敵な印象を抱いていて、強い憧れを持ち続けていたけれど、毎日一緒に居させてもらうことでそれが尚高まっている。

言葉の選び方、適切な動き、細やかな気遣い、到底じぶんにはできることじゃ無い。

でもそうやって動ける方、考えられる方が近くに居て下さる事は本当に大きなこと。

 

毎日、幸せを感じさせてもらえる場所を、もっともっと幸せ溢れた場所にしたい。

 

お仕事のことでこんなに幸せ、だとか充実している、だとか気持ちが満たされていることが自分の中で初めてで、すごく恵まれていると感じる。

 

そんな職場だけれど、実はすこし、悲しいというか、複雑な気持ちになるような出来事もあった。

でもね、そう、じぶんの機嫌は自分で取るしか無いの。

 

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時々の褒美ならいいでしょ:P

近所の大好きな焼き菓子屋さんに朝早くから並んで、クリームティを朝食に。

 

サンデーさんによる時は必ず、すこし心のバランスが崩れている時で、そして必ず寄ったあと、お菓子をいただいたあとにはそのバランスが整えられて、心の落ち込みも無かったことになる。建て直すことができる。

 

そしてまた仕事のことを話し始めるけど、

こうやって気持ちが落ちた時やつらいな、しんどいなと思った時に、あのお菓子があるから…そう思えるものを作りたいし出せる空間を作れるようになりたいな、と毎度毎度思うのだ…。

 

1週間のご褒美でも、

明日からの毎日の気合の注入にでも、

何か気持ちを切り替えるために役に立てる存在でありたい。

 

 

今日も今日とてもそんな時間を作ってくださる方のところにお邪魔して、たくさん吸収してこようっと!。

 

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少し心を休ませたい

 

ふぅ

 

 

乱れた食生活。整えたいなぁ。

 

すこし、全体的に乱れがちになっている。からだと肌が特に。

無頓着でいるのも、まぁよかったけど、

ちょっと「綺麗になりたいな」の気持ちを何処かから持ってこないと大変なことになりそうな。

 

でも「綺麗になりたいな」のモチベーションはどこから持ってこようか?!?

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しあわせ幸せ

 

明日かこっと

 

10.7

 

ーーーーーー

 

日記を書くのが遅くなってしまった

 

先週は阿保かというほど予定を詰めてしまっていて、疲れが取りきれていなかった。

 

休みは休むぞ!とすればよかったけれど

結局ここもまた子どもとのお出かけの予定をいれた。

 

子どもたちと、ほんのり秋の風を感じながら公園でバドミントンをした。そんな午後のひとときもものすごくゆるやかで気持ちのいいものだったけれど、午前中のお出かけでは本当に驚くべきほど子どもの成長を感じるできごとがあった。

 

いつものごとく子どもと原宿にお出かけし、いつもと同じようにお店を回っていた。

いつもなら本人、あるいは妹へのお土産の購入は必須だ。

だけど今回はつい数日前に原宿に来ていたらしく、たいそう欲しいものは見つからなかったようだ。

ただここ最近、年頃か、化粧品にも興味を募らせていて一緒に韓国コスメストアを見ていた。ふたりで一緒に、この色が可愛いね、とか、秋らしいね、とか、あれ子どもと出かけているのに、すっかり女の子同士のただのお出かけになっていた。

子どもとのお出かけは半分仕事のようなものだから、自分の意思でものを買ったり店を選んだらは普段しない。だから、そのお店でお試しをして好きなリップを見つけたけれど、オンラインでこの色をかおうと考えていた。

そんなことを頭の傍らに置き、横で楽しそうに化粧品を見る彼女。

今の子は、私がその年齢だった頃と全然ちがう。というのも、小学五年生にして化粧の仕方についても詳しいのだ。化粧っ気のない24歳の私よりもよほど。今の時代らしく、ユーチューブでメイクアップの動画を見て、研究を深めているらしい。こうやって、何年か続けて時々お出かけをしているが、好きなものがしっかり見えてきて余計なものを買わなくなってきた彼女の変化を見られることは、何だかものすごく感慨深い。

 

ふたりで楽しく化粧品を見ていて、彼女はリップを買うことにしたらしい。

私がかわいい、今度買おうと考えていたのと同じリップだった。

今までだったらぽんぽんものを飼っていた彼女が時間をかけて選んだもの。楽しそうにレジの列に並んでいて、この光景を眺めるのがなによりの幸せだった。

 

と思いきや、お店を出た後それ以上の幸せが舞い込んだ。

まさかの、「はい、先生にプレゼント、ほしかったでしょ?」と。

私、唖然。

 

今まであんなに、自分の欲しいものがたくさんあってお金の使い方を迷って、欲しいものを買いきれないほどだった彼女が、私がひっそり欲しがっていたものを見抜いて、サプライズのプレゼントまでしてくれるなんて…。

 

とても小学生がしてくれることじゃない。

 

とにかく、そのきもちが、嬉しくて嬉しくて、動揺してしまうほどよろこばしいものだった。

 

成長という言葉じゃ収まりきらない、人を喜ばせたい、驚かせたいという気持ちを持つようになったことへの驚きと感動。こうやって、子どもにはいつも、予想だにせぬことをたくさん教えてもらえるのだ。

 

愛とか、思いやりとか、そんなものをこれからももっと伝えていきたい。

学校で習うこととか世の中がこうすべきだと言っていることとか、そんなことよりも、とにかく、心を温かくしてくれるもの、これを共有して、広げていってくれるような子に益々なってほしいなとおもつた。

 

 

そして休み明け、まおちゃんを家にお招きして、秋姫プラムのクランブルを食べてもらった。

 

きゅんとするすっぱさ。熱を加えて現れる果実のとろみ。その上に乗せたほんのりシナモンのクランブル。

出来立てが、自分で言うのも何だが絶品だった。

 

まおちゃんがわたしのつくったもので喜んでくれること、本当に嬉しい。

お店みたい、のようなことばをいただけること、すごく嬉しいしもっと磨いていきたいと思えるのだ。

 

 

その翌日夜は静かな夜。何もしない夜を過ごした。

先週は詰め詰めで人に会い、少し体が疲れて、食べ物も沢山取り入れたから余分な物も溜まって、何だか、全体のバランスが崩れて乱れている気がした。

 

よし、心を改めよう、清めよう、ちょうどこう思った日が10月3日。4月3日生まれの私にとっては、20代前半、ラスト半年の、初日。

ここで一度立ち止まって、乱れを整えよう、秩序と静寂を取り戻そうと考えついた。

 

そんな時にするのは決まって、掃除だ。

 

ここでの暮らしを始めて以来いちばんの大掃除だった。

全ての棚、箪笥、冷蔵庫も、中身をひとつずつ出して、余分なものを拭いて。

 

越してきた頃は何も積んでいなかった箪笥の上に、最近はついついものをならべるようになってしまっていたので、それも改めた。綺麗さっぱり棚の中にしまいこんで、香水と限られたアクセサリー類だけを上に並べ直した。

 

割と時間をかけてしまったけれど、本当にすっきりした。

 

これを求めていたんだな、心と体は。

 

時々こうやって、身も心も整理をつけないと、どこかで絶対にガタがくる。

すっきりさせたら逆に、来週からはこうやっていきたいな、って言うものがクリアに見える。

 

あと半年の、20代前半。

 

年とかそんなに気にするもんじゃないけれど。

 

これまで生きてきてくれた身体に感謝を込めて。

 

時々こうやってリセットしながら、日々を見直しながら、毎日楽しくいきていこうっと。