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今週もまた、ぎゅっといろいろな気持ちが詰まった1週間になった。
仕事続きの毎日に癒しを与えてくれたのは、大学時代の後輩めぐちゃんとのブランチ。
数少ない後輩で、しかもお互いには何の縁もない不思議な出会い。
わたしの前の彼の、とっても仲の良かった子の彼女。
彼女とわたしだけをとってみれば、何の接点もない。でも、お互いで認め合えるほど、私たちには似ている点がたくさんある。
ひとつは、いい意味でも悪い意味でも真面目なこと。
ふたつは、いい意味でも悪い意味でも世話好きなこと。
「いい意味でも悪い意味でも」はわざとつけたけれど、今回は主にそれらの「悪い意味」の方が議題にあがった。
単純に捉えれば長所なのだけれど、これが人との関わりにおいて災いを呼ぶこともあるよねって。自分の首を絞めてしまうようなことを多々してしまうよねって。
なかなか、ほかの人とは話さないようなことをお互い話せて、めぐもすっきりしたみたい。
「こんなに一生懸命生きてきたのに、たどり着くのはここなのかな?」っていうめぐの声をきいて、いやいやここじゃない、あなたはもっともっと素敵なところへたどり着けるし、素敵な人にももっともっとであえるよ、心の底からそう思った。
同時に、わたしもまだまだ、ここで終わりじゃないってことと、最近その「真面目さ」をあまり発揮できていなかったことに気付かされた。
不思議な縁でつながれた私たち。
今はもうない縁のつながりだけれど、こうやってめぐり合わせてくれた人たちには感謝をしないとなぁ。
関係ない同士のふたり、たまたま繋がって、こんなにも似たようなふたりが巡り会えるなんて。
その後もまた、ただただ働き続けていたけれど、
休みの日の夜にはおもてなしの会をセッティング。
今回のゲストは愛しの涼子ちゃん。今年でもう、7年目の仲。
これもまた不思議な巡り合わせ。
たった数週間、高校生の時のサマーキャンプの行き先が同じで
好きなことも暮らしてきたところも何もかも違うのに、出会ってからかれこれ7年間、ずーっと仲良くしてもらっている。学校も一ミリもかすっていないのに。
この歳になると、高校時代から仲良くしてくれている子はもう感覚的に幼なじみになる。
となると、もう、会うときに緊張感なんてものは一切なくて、ただただ心置きなく話ができる人という感じしかしないのだ。
そんなりょうちゃんには、今回サーモンとアスパラをバターで焼いて、先輩に頂いた美味しいじゃがいもとしめじをローズマリーで焼いて、トマトのスープをことこと煮込んで、最後にはクランブルのタルトも用意した。
シンプルなものの用意だったけれど、教習所のあとお腹をすかせて遊びに来てくれた涼子さん、何度もお皿に、大皿からポテトをうつしてくれて、おまけにケーキは「ふたつ目食べていい?」のご質問。
もちろん!
単純に「おいしい〜」の言葉はめちゃくちゃにうれしいけれど、
こういう風に態度でみせてくれる「おいしい〜」はそれ以上に心に響くものがあった。
行動は、言葉以上にものをいう。
そんなことをずしっと教示されたような瞬間だった。
「おいしい」もとても大切な褒め言葉だけれど、それ以上に何度でも足を運んでもらえるようなものをつくること、こころがけていきたいとおもった。
週明け、週末の疲れが何となく抜けていなくて、仕事でひさびさにミスをしてしまった。
落ち込んでいて、どう立て直そうかとくよくよしていたときに、
ふと、冷蔵庫で眠るクランブルタルトのことを思い出した。
「帰ったらタルトの最後の1ピースがある」これだけで、元気になれた。
落ち込みと苛立ちとがふわっと晴れて、急に前向きな気持ちを取り返せた。
こういう動機になれるものってすごいパワフルじゃないか!
自分で作ったものなのに!
どうか、ほかの人にもこういう存在になれればいいな、なれたらなんで幸せなことかな、これ以上のことはないやとおもった。
また足を運んでもらえるものをつくること
これがあるなら頑張れると思えるものをつくること
ちょっとしたでき事で今後の自分の製作に関する目標を持つことができた。
6月ももう直ぐおわり。大事なことに気づけて、あと1週間も素敵に過ごしていけるかな。